鯛[たい]が変化してたという娘。
「給金のいらんただ働きでいいから屋敷のおんなご(女中)として雇ってくれ」と、頼んで来たので働かせてみたら、この娘のつくる朝食のおつゆがとてもおいしい。
ふしぎに思ってつくるところをコッソリ見てみると、鍋のなかに娘がおしっこをしてたので驚いて問い詰めたら、正体を告げてそのまま出て行ってしまったソウナ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
越後の古志郡などにつたわる昔話に見られるもの。
和漢百魅缶│2020.01.26
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