花売りが売れ残りの花を川に「さしあげますよ」と投げ入れたところ、あとからうしろをついてきた小さな子供。これが家に来たところ、よいことがつづいて金持ちになった。
花売りの子供は「うん」とおなじくらいの年かさで、「うん」をいつもいじめてた。結果「うん」は家からいなくなってしまい、もとの身上にたちまち戻ってしまったというハナシ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
越後古志郡の前島村などにつたわる昔話にみられるもの。川の神からつかわされた存在とされます。
和漢百魅缶│2020.01.22
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