かろはんし 瓜露半子

かろはんし(瓜露半子)

夢のなかで仙人が贈って来たというふしぎな西瓜[すいか]。種がいっぱいあらわれでてたので「これは子孫繁栄大福長者のしるしだ」と思ってたが、まったくそんなことにならなかったのでオカシイナと思ってたところ「瓜に子で孤[ひとり]という意味だ」と判じられた、というハナシ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
周亮工『字触』曰
「夢人抱 一西瓜相贈 又見半子瓜之外 円者称賀云 瓜最多子 行且見累累矣 其人至老不嗣 自以夢無験 語方大古 方笑曰 瓜露半子 公其孤乎 始悟」

和漢百魅缶│2020.01.16
Design. Koorintei Hyousen 2020