しょうぜんあくめいきょう 照善悪明鏡

しょうぜんあくめいきょう(照善悪明鏡)

富士山の中腹の人穴にあったというふしぎな鏡。人間の善悪のこころを良く照らし出すという。

罪人があるとこの穴の中へ30日間いれこめておくと、どんな者でも善人になるそうですが、30日後に無事に生きて出て来た者というのがいるかというと稀であったトカ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『広倭本草』(別録の「古鏡」)に記述のあるものですが、この穴は崩落して現存しない、と若干ふわふわした感じで語られてます。

和漢百魅缶│2019.12.28
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