おづち 尾土

おづち(尾土)

人間によって退治されて斬られた大蛇の尾が、土に成り果ててやがて大きな土手になったというもの。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『伊頭園茶話』8巻 曰
「蛇出たるを来の刀にて真中より二ッに切る頭の方は虻川の淵にはね込みしに泥川故女夫石の辺に住むに形見苦敷くなるに随ひ藤倉権現に出よ出よと責められ尾は土と成って土手の形となり今もあり 尾土といふを誤って野槌といふ云々」

ここでは、「のづち」と音が似てるという俗説が出て来てたりもしますが、実際ふかく関係があるかは未詳。

和漢百魅缶│2019.12.05
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