むかし、山奥の川にすごいおおきな山椒魚[さんしょううお]がいて、それを捕って見世物にしようと二人の江戸の野師[やし]が分け入って来たのですが、途中で喧嘩が勃発。
なぐり殺されてしまった片方の野師の骸骨は、ずっと木に立て掛けられたままになってましたが、数年後に殺したほうの野師がこの山奥の川を再びとおりかかったとき、突如ふりかかってきて襲いかかり、がけから落としてしまったソウナ。
信州などにつたわる昔話にみえるもの。
和漢百魅缶│2019.11.26
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