大きな坊主あたまの首がついてる巨大なろくろくび。
無実の親子を讒言[ざんげん]して罪に落とした唐衣[からぎぬ]という女が、これにおそわれてぐるぐるまきに絞められて命をとられてしまいます。
☆ 莱莉垣桜文 附註
東里山人『室生立花魁』に登場するもの。唐衣はまずはじめ「希代なる病」にかかったとされてて、その病床でうつらうつらしてるとこれに巻かれてしまうという筋はこび。
東里山人『室生立花魁』曰
「きたいなる病に取り憑かれうつらうつら眠る間に大坊主のろくろ首いづくともなく飛びきたりてからぎぬがのどくびをまとひ絞めて遂に命を取りけるもおのれが罪のおのれを責むることはり」
和漢百魅缶│2019.11.13
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