春の季節にいちばんはじめに鳴る雷のうち、声がよわよわしくて勢いの震わないものをこう呼んだりしたといいます。
これがはじめにやって来るのは、その年に雨が多い兆しだと言われます。
☆ 莱莉垣桜文 附註 柳園種春『国宝大雑書』曰 「声依々として大に震はざるは雌雷[めかみなり]也 其年雨多[おおし]」
「おかみなり」は対となってるとかんがえられるもの。
和漢百魅缶│2019.10.20 Design. Koorintei Hyousen 2019