すいちゅうなめん 水中儺面

すいちゅうなめん(水中儺面)

夜な夜な、池や湖のなかからふしぎな歌声やかねやたいこの音がするので、みんなが不気味に思ってたけど、きものすわった少年などがもぐって確かめてみた結果、水中の鉄の箱からそれが響いてて、引っぱり上げてあけてみたところ、中にはいろいろな種類の駆疫のための書物やお面が入ってた、というもの。

儺劇(疫鬼たちをおいはらうためのお芝居)の由来のはなしとして語られたりする型のひとつ。

和漢百魅缶│2019.10.12
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