いちがんのにゅうどう 一眼の入道

いちがんのにゅうどう(一眼の入道)

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。目のひとつだけある巨大な大入道。屋敷の女性たちの前におもに出没をして、散々におどろかしたりして来ました。

青竹を杖のようについて歩いたり、かぎをかけた戸を勝手にあけたり、味噌樽をかついで運んだり、泥だらけの手で顔をつかんできたり、その登場もたびたび。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。「ひとつめにゅうどう」として知られてるデザインの画像妖怪で、筆を持ってるかたちとして知られてますが物語本編には「青竹」とあったり「青竹」絵をもったすがたで巻物に描かれたりしてるものが大半のようです。

→ 『大佐用』Vol.170「丹後国変化物語の狐と妖怪」

和漢百魅缶│2019.08.16
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