ぜんみまわり 膳巡視

ぜんみまわり(膳巡視)

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。神仏をよそおって供物の膳をささげさせていたときに、膳がきちんと指定どおりの数、献立、素材であるかをよくみているので異なるものをよこすな、と強要してました。

材料を買い物に行ってるしもべたちが文句を言っていたりするのも逐一見届けてて、それにもとづいた神仏からの「おとがめ」という体で、またいろいろなふしぎなこと(妖怪・悪さ)を展開させたりしました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。

和漢百魅缶│2019.07.08
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