たろうぼうのつるぎ 太郎坊の剣

たろうぼうのつるぎ(太郎坊の剣)

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。百本以上の小刀[こがたな]が屋敷の人々に向かってぶんぶん降って来たりしたもの。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。 舞踊を奉納したことに対して「神はおこっておる」というしるしとして出たもの。 剣を投げるぞとお告げがあってからの出現だったので、みんな桶や畳をかぶっておびえてた。

和漢百魅缶│2019.05.31
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