こねりがきおとし 木練柿落

こねりがきおとし(木練柿落)

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。屋敷の者たちに菓子をやろうと言っておいしい木練柿[こねりがき]を天井から何十個も落として来たりしたもの。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。 利信の母上たちが神をおなぐさめするとして舞踊を奉納しつづけたことに対して「神はよろこんでおる」というしるしとして出たもの。

和漢百魅缶│2019.05.29
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