かしおくり 菓子贈

かしおくり(菓子贈)

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。屋敷の者たちに天井などから「そなたにとらせるぞ」と名指しで菓子を贈って来たりしたもの。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。利信の母上たちが神をおなぐさめするとして舞踊を奉納しつづけたことに対して「神はよろこんでおる」というしるしとして出たもの。 「たばこおくり」とほぼ同じ。

和漢百魅缶│2019.05.22
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