熊野灘にいるという妖怪で、ふだんは海の底でねむってるが大きく立ち上がると雲をこえるくらいの大男。漁船がちかづいたりすと悪い風とともにあらわれて、「ひしゃくをかせ」と迫り、水をどしどし船にいれてきたといいます。
対処方法は穴のあいたひしゃくを渡すというもので、水がうまくいれられないと、困りふさいで去ってしまうトカ。
和漢百魅缶│2019.05.03 Design. Koorintei Hyousen 2019