とぎかけむすめ 磨ぎかけ娘

とぎかけむすめ(磨ぎかけ娘)

賀州名賀郡の糠塚[ぬかづか]川につたわるもの。むかし合戦があったときに、川で米をといでた娘が流れて来た矢に当たって死んでしまい、以後は夏のその日になると川の水が米のとぎ汁のように白くなった。

旅の僧侶が娘の霊を手伝って米を完全にとがせてやったところ、ふしぎと水が白くなることはなくなったソウナ。

和漢百魅缶│2019.03.12
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