せごしき 背五色

せごしき(背五色)

和州の春日山に元亀3年(1572)に大量に出たというふしぎな虫。3寸くらい大きさで、背が五色で体の両端につのがあったといいます。山の木々数千本を音をとどろかせて食べてしまったトカ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『永禄以来年代記』曰
「大和国春日山ノ木 数千本カレタル由 惣寺ヨリ注進ス 三寸許ノ虫 背ハ五色ニシテ跡前ニ角アリ 此虫木ヲクラフ音 山ヲヒビカスト云々」

和漢百魅缶│2019.02.09
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