予州宇和郡につたわるもので、山のように大きかったといういのしし。村々の作物を根こそぎ荒らしまわったりしたといいます。
むかし、弥三郎・ちよ坊主という猟師の兄弟がおり、^を1000匹狩った頃に無常を感じて殺生を廃業。川から一日ひとつずつ石をつんでいのししたちの供養をして暮らすようになったのですが、ちょうどその供養塔が完成寸前になったとき、この大^が出没するようになります。
弥三郎・ちよ坊主の兄弟は廃した弓をとって、この大^を見事退治したのですが同時にこの大^の牙に突かれて亡くなったとされます。
和漢百魅缶│2019.01.26
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