ほうとうどうじ 蓬頭童子

ほうとうどうじ(蓬頭童子)

むかし弘法大師のもとにあらわれたという蓬頭(ぼさぼさのかみのけ)をして汚い衣を身にまとったふしぎな子供で、「おまえは日本でも字がうまいとされる和尚らしいな、どうだ川の水に字がきれいに書けるか」とたずねて来たといいます。

弘法大師がすらすらと水の上に字を書いてやったところ、その字はハッキリと水の上にあったのでこの童子はにこにこ咲ったソウナ。

文殊菩薩が化けてたものだといいます。

和漢百魅缶│2018.11.30
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