みやづる 宮鶴

みやづる(宮鶴)

ものすごい美女として知られてたという娘で、好きあった若者がありましたが、長者の息子の嫁に無理矢理させられてしまい、いつも髪を洗ってたという堤から身を投げてしまいました。その際「この水の濁りがなくなるまで、村に美しい者は出ぬ」というのろいをかけており、きれいだった水はその後、濁ってしまったままになってるんだトカ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
芸州高田郡の野部に伝わるもので、宮鶴がうつくしかったということは「女房よいのは佐々部の先の野部の宮鶴ただひとり」という田植え唄の文句に残ってるともいいます。

和漢百魅缶│2018.11.29
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