りゅうさのきしん 流沙の鬼神

りゅうさのきしん(流沙の鬼神)

天竺へ向かう途中の砂漠にいるという鬼神で、むかし日本から天竺に向かった真如親王がこれに出遭ったといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『閑居友』などにある真如親王のはなしでは飢えたる人の姿をとった神仏のような感じですが、『弘鑁口説』では鬼神とされており、柑子金菓を真心をもって分け与えなかったことに対して「さほど小機にして渡天叶うべからず」と告げてます。

和漢百魅缶│2018.11.20
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