ちいさい寸法のねずみの仲間で、これのなかに尾のながいものがおり、それらを土州などでは徳川時代末期ころに「いぬがみ」とはこれであろうと言ってたりしたようです。
☆ 莱莉垣桜文 附註 『火燧袋』巻40「犬神之事」 曰 「クシヒキト云鼠ニ似テ尾長シト云々」 「或人クシヒキネスミニ尾ノ長キアリ必此物ナルヘシトイヘリ正説トスベシ」
「くしひき」は「櫛引」か「串挽」なのかは未詳。
和漢百魅缶│2018.10.1 Design. Koorintei Hyousen 2018