信州伊那郡につたわるもので、むかし有作という男が行方知れずになったがあるときふらりと村に戻って来た。その時ぎゅーっと手ににぎりしめてたのが桃[もも]の種で、それは有作をどこかにつれてったという鼻の大きなふしぎなじいさんがくれたものだったといいます。
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