色恋のふかみのなかに人間を迷わせるというぼんやりとした闇のかたまり。
☆ 莱莉垣桜文 附註 元来は戯文などに見られるもので、「恋慕」と「暮」を通じさせて暗さに引き寄せてるようです。
一般的な使い方としては「恋慕の闇に迷ふくらま山…」(『風流好色十二段』)など、闇と鞍(暗)を掛ける使い方も。
和漢百魅缶│2018.10.10 Design. Koorintei Hyousen 2018