前世の業から畜生道に文蛤[はまぐり]のかたちで生じたものたち。
ひとびとに採られて神様へのお供えになったりして食べられることで畜生道のくるしみから得脱できることになっており、せっかくそういう用途になりそうになってるのに、たまたま「これは生あるものであるから放生してやろう」とかいう人物が出て来たりすると、尼など人間のすがたになってその人に向かって悲しみを訴えに来たりしたソウナ。
和漢百魅缶│2018.08.14 Design. Koorintei Hyousen 2018