さんめんそう 三面瘡

さんめんそう(三面瘡)

「人面瘡」の一種で、両のひざにそのひととそっくりな顔の人面瘡が出来てしまうというもの。

むかし、土州高岡郡日下村の藤七という豪農の老人がこれにかかり、各地を巡礼した結果、ふしぎな山伏があらわれて「それはおまえの先祖がひとをあやめた応報じゃ、しかし寺社を巡礼したので罪障消滅した、明日にはもう消えておるぞ」と告げられ、きれいに人面瘡は消えてたといいます。

和漢百魅缶│2018.05.30
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