ならのばく 奈良獏

ならのばく(奈良獏)

享保16年(1731)に見世物で出たことのあったというふしぎなけもので、鼻が長くてそれをつかって食べ物を器用に食べたりしたといいます。鼠色で犬くらいの大きさ、顔は狐みたいだったソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
和州の橋水村で生け捕られたそうですが、「獏」という呼び名は単に書物で絵に描かれるそれにかたちが似てるから、といった理由で口上をつける際につけられた呼び名だったそうです。

和漢百魅缶│2018.04.05
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