高貴な殿上人の触れたりしたものをみだりにさわったりするとたたりがあって、病気になったり、行動がおかしくなったりするといわれてたもの。
☆ 莱莉垣桜文 附註
『甲子夜話三篇』(巻39)にある話だと、文政のころに鷹司右大将さまが関東に下向した際、大磯の宿場でその男ぶりの好さに大騒ぎしてた宿の女たちがご出発のあとに残されてたのみかけのお茶を争って飲み、直後に全員発熱して寝込んだことがあり、宿の主人が占い師に見せたところ「上をおかすのたたりなり」との判断が下されたソウナ。
和漢百魅缶│2018.03.30
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