たにみじょうろう たにみ上臈

たにみじょうろう(たにみ上臈)

たにみ山に住んでいた身の丈数丈の鬼神で、ちかくにある田村の里などを荒らしていました。帝からの命を受けて派遣されたいなせの太郎年人によって退治されました。

年人が山へ来たときは、山の中でうたげをひらいている美しい女たちに化けていたりしました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
慶安ころの浄瑠璃『たむら』の一段目などに出て来るもの。鬼退治をするときの流れは『紅葉狩』などと似た流れ。

和漢百魅缶│2017.12.10
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