相州高座郡などにつたわるもので、疫病がはやったりしたときには蕎麦[そば]と粟[あわ]の実をいくつか戸口の外にまいておくと病魔たちに対して「そばまで来てもあわずに帰れ」という意味合いを発して、よけることが出来るといわれてたといいます。
昭和の中頃には赤痢[せきり]が流行ったときなどにやったりもした家があったというハナシ。
和漢百魅缶│2017.11.04 Design. Koorintei Hyousen 2017