鶏卵を殺生した者をひっとらえて、熱灰土だらけの城にとじこめてしまうというもので、つかいとしてつかわされた官人のすがたをしてるといいます。
隋の時代に冀州に住んでたある少年が、毎日毎日近所の家の鶏のたまごをぬすんできては焼いて食べてたところ、ある日の朝に、「わしについてこい」と官人が訪ねて来て少年を連行。ふしぎな城につれて行かれて足を散々に焼かれてしまったソウナ。
城は連行されていった人間以外には見えないようで、ほかのひとの目からは何もない場所で熱い熱いと叫び走り回るすがただけが見えるようです。
☆ 莱莉垣桜文 附註
「たまごのごくそつ」などは似たもの。
和漢百魅缶│2017.09.25
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