なりたのさぶろう 成田三郎

なりたのさぶろう(成田三郎)

成田三郎慶昌の霊。むかし、曽我兄弟の仇討ちに関わって切腹をした武士でしたが、その後、まつられていた天念寺が荒れ果ててしまい、夜な夜な鬼のような妖怪のすがたになって現れたりしてました。

慶長のころ、存鯨という僧侶が荒れ果てた寺にたちよった時にこれに遭遇。鬼形にたじろがなかった存鯨をみると、三郎は本来の武士姿になって事情を語って消え去ったので、寺をきれいに再建してやったのだソウナ。

和漢百魅缶│2017.09.20
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