羽後秋田につたわるもので、山の中にすんでるというわらべのような大きさの鬼のようなもの。山で働いてるひとたちがこれを目撃したりすることがあったといいます。
ちからはとても強いらしい。
「にしこり」の木が好き。
☆ 莱莉垣桜文 附註
『黒甜瑣語』早口沢 曰
「山ににしこりと云ふ木あれば山わろ鬼童のすだくとも云」
「山中に折として童部の鬼のごとくなるを見る事あり さいつとし或人の見たる一人の大わらべ 十人しても抱へがたき大石を背負ひ うつぶし澗水[たにみず]を飲居たりし事あり 土人是を鬼童[おにわらわ]と云ふ」
和漢百魅缶│2017.07.06
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