むかし、李眺[りちょう]というひとが拾ったふしぎな小石。
手頃でよいさわりごこちだったので文鎮とかにつかってたのですが、あるときこの石に蝿[はえ]がとまってたので、しっしっと追い払ったところ蝿がぜんぜん動かなく、よくみてみたら石になってたんだトカ。
☆ 莱莉垣桜文 附註 『銷夏』曰 「会稽進士李眺 偶拾得一小石 青黒平正温滑 可翫用為書鎮焉 偶有蝿集其上 駆之不去 視之 己化為石」
和漢百魅缶│2017.06.24 Design. Koorintei Hyousen 2017