じゅうにはい 十二拝

じゅうにはい(十二拝)

むかし、武田家のあるさむらいが甲州の夏狩から加畑へと越える山道の途中で日暮れになってしまってあたり一面の闇。困り果てて殿様の館のある方角に向かい十二拝をして心から祈ったら、ふしぎと道だけが明るく見えるようになり、無事に里まで降りることが出来たというもの。

その山道をこのことがあったことから十二拝と呼ぶようになったといいます。

何が道を明るくしてくれたのかは不詳。

和漢百魅缶│2017.04.15
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