馬を苦しい目にあわせたりむやみにいじめたり殺したりした者などの目の前に、じわじわべっとりとひろがって見えるという血だまり。特定の人物にしか見えないようで他の者の目には一切みえないそうです。
むかし、松平讃岐守の家中にいた遠藤十太夫の息子が神社に参詣したときにこれを見たといい、その後は7日間も馬のようにいななきながら寝込んでしまったので、十太夫はそれまで盛んに行ってた馬の取引や矯正を廃して馬頭観音を念じつづけて暮らしたソウナ。
和漢百魅缶│2017.03.24
Design. Koorintei Hyousen 2017