つかいてんぐ 遣天狗

つかいてんぐ(遣天狗)

武州秩父の山中にある七代[ななよ]の滝の近くに住んでた僧侶は決まった「てんぐ」を使役してたそうで、いろいろとおつかいに出したりしてたといいます。

その僧侶のもとに来たあるお客が「みやこのとうふはとても美味い」というはなしをしたところ、僧侶が「ならばちょっとお待ちなさい、お出ししましょう」と言いだしたのでわらってると、天狗をすぐに都へ飛ばして豆腐を買ってこさせ、豆腐をすぐにごちそうしたりしたソウナ。

和漢百魅缶│2017.03.17
Design. Koorintei Hyousen 2017