びゃっかくかんしょう 白鶴観鐘

びゃっかくかんしょう(白鶴観鐘)

白鶴観という所にあった大きな鐘で、ある年に大きな雷が鳴った日にごろごろごろと転がって川におちいって、そのまま行方不明になってしまいました。

その後、ある人が昭潭[しょうたん]という淵の近くで眠ってたところ、夢の中に「わしは白鶴観の道士ですじゃ、この地から出たいのであなたの舟に乗せて下さらんか」とふしぎな道士が出現。さがしてみると淵の底からこの鐘が出て来たので、これは鐘が夢の中に出て来たのだ、と知れたソウナ。

和漢百魅缶│2017.01.31
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