とても大きな図体の若衆髷[まげ]な妖怪。高い山の中に住んでて、晴れてる日にしか現われないといいます。
☆ 莱莉垣桜文 附註
振鷺亭『会談興晤門雅話』見越若衆 曰
「凡[すべて]人間わざならず其丈六尺大力にして大食す 釈迦嶽[しゃかがたけ]の山中にすみ晴天ならざれば出ずと番付に見えたり」
大巨体な力士として有名だった釈迦ヶ嶽[しゃかがたけ](1749-1775)をモトに、それを絵本や絵巻に描かれてきた「みこしにゅうどう」とデザイン合成したもの。晴れじゃないと出ないという部分がとても、相撲。(昔は屋外で興行されてたため雨だと休みだった)
和漢百魅缶│2016.11.26
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