人力車にお客さんを乗せて運んでたはずなのに、ふと気づくと誰も乗ってなかったというもの。明治前半ころからいくつも見られたようです。
明治11年ころ、阿州高崎村の車夫・山本元蔵はお客をふたり乗せたのにいつの間にか誰もいなくなっており、非常にびっくりして、それを機に車をひく稼業をやめた、というはなしが『普通新聞』の記事(明治11年12月)にもあります。
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