土州土佐郡などにつたわるもの。雨が降ったときにほんのわずかだけ水が飲めるといわれてる鳥。
むかし、病身の母親が「水をくんできておくれ」と頼んでも、くんで来てあげなかった娘が死後に畜生道におちて、この鳥になってしまったといいます。つねに水をほしがって鳴いてて、100回大きな声でひょろろろと鳴くことが出来ると、雨がふったときにわずかにひとしずくだけ水を飲むことが許されるといわれてました。
☆ 莱莉垣桜文 附註
「みずひょろ」、「けろけろ」、「きょろろ」など水乞鳥のなかまのひとつ。
和漢百魅缶│2016.09.04
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