むぎつきじぞう 麦搗き地蔵

むぎつきじぞう(麦搗き地蔵)

大工の出稼ぎとして夫が家を離れてるので、ひとりで麦をつく作業をしなければならない妻の家に、夜な夜なふしぎな男がやって来て、作業を手伝ってくれるようになります。

たまたま村に帰って来れた夫がそのうわさを聞いて激怒。やってきた男を隠れてた夫が斬り殺したところ、男は逃走。血のあとをたどると地蔵だったと知れたソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
羽前の置賜郡などにつたわる昔話にあるもの。夫が「妻は不義密通をしてるのではないか」と疑ったことを、正体がわかったときに地蔵がたしなめ、改悟する展開もあります。

和漢百魅缶│2016.08.29
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