江戸の荒木坂のあたりであぶらあげを売っていた屋台商人が遭遇したというもので、商売をしてるとどこからか中間[ちゅうげん]すがたの男たちが何人かやって来ると、なぜだか強い眠気がおそってきて、眠ってしまう。起きるとあぶらあげがごっそり無くなってたんだソウナ。
☆ 莱莉垣桜文 附註 根岸鎮衛『耳袋』にあるもので、狐のしわざだったのではなどといわれてます。
和漢百魅缶│2016.08.26 Design. Koorintei Hyousen 2016