あまんじゃく 天邪鬼

あまんじゃく(天邪鬼)

因州八上郡などにつたわるもの。むかし、弘法大師が兵円(ひょうえん)の山々をみて「ここの山々谷々に1000の仏像を安置して霊場としよう」とこころみようとしてるのを見て、じぶんの棲み家に仏像など持ってこられては邪魔だ、と谷や山をぜんぶもちあげて篭[かご]につんで天秤棒でかついで海に捨てちゃおうと画策。

しかし、途中ですべって転んでしまい、一気に落ちた山々谷々は一個は雲山にもう一個は大路山になったんだソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
巨人に近いほうの天邪鬼であるようです。

和漢百魅缶│2016.07.20
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