じごくのかんにょ 地獄の官女

じごくのかんにょ(地獄の官女)

地獄からやって来たという女の妖怪で、官女のすがたであらわれたりしますが、1丈あまりの大鬼女にすがたを変えて耳までさけるほどの大きな口でひとを喰おうとしたりします。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『ばけもの絵巻』曰
「ふすまのかげに立居る官女姿あり いづかたより来りぬるとたずぬれば地ごくより来り汝らを喰ころさんためなりといふ内に口は耳のあたりまでさけ一丈あまりの鬼女となれるよし」

和漢百魅缶│2016.07.17
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