こがねのとび 金色鳶

こがねのとび(金色鳶)

城州の愛宕山にすんでいるというもので、天狗や天狗神たちを支配してるといいます。

神武天皇をたすけたこがねのあやしきとび(金色霊鳶、金鵄)がつとめをおえたあと、どこに住みたいかといわれ、愛宕山がよいということを答えた結果、愛宕山の天狗たちを領してるとされたソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『和漢三才図会』鳶 曰
「問曰欲何処 即奏曰山背国怨児山[あたごのやま]可住矣 仍住其山 領天狗神  雖小説付会記之」

『和漢三才図会』の鳶の項目に記されているものですが、「小説付会」との注記があるように、きちんした縁起物語などのものではないようです。

和漢百魅缶│2016.07.08
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