海で珠などをとったりする異国の船員たちが使用してるというふしぎな宝石で、ものすごい高値で取引されたりするといいます。これをかざすと海に広がってる濃い霧が一斉に消えてなくなるので珠とりにとても役立つんだソウナ。
宋の時代に、蜂[はち]にさされて死んだ蜘蛛[くも]がこれになった、というはなしがあって、たまたまそれをひろった男が市場で異国の商人から「これはおたからだ」と言われて数千貫の銭と交換したトサ。
和漢百魅缶│2016.07.03
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