びや 毘耶

びや(毘耶)

信州の角間[かくま]にいたという鬼のかしらで、平城天皇のころに暴れまわってたといいます。大和朝廷からつかわされた坂上田村麻呂によって退治されたといいます。

田村麻呂が苦戦をしていたとき、実相院というお寺の真誠という僧侶のおいのりによって出現した観音さまの金縄[かななわ]が毘耶をぐるぐる巻いて動きを封じ、退治することが出来たともいわれてて、それが金縄観音の縁起物語であるとされてます。

和漢百魅缶│2016.05.20
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