おおのくろうやすもと 大野九郎泰基

おおのくろうやすもと(大野九郎泰基)

豊後大野郡につたわるもので、むかし古庄重能[ふるしょうしげよし]との合戦に敗退して切腹をした大野泰基の霊がたたりを起こして、田畑の作物をだめにしてしまったといいます。

二十年ごとに滝つぼに里の乙女をひとりずついけにえにささげなくてはならない、ということになってましたが、ある年のこと、そのことを記していた碑の「二十」の文字が「二千」に変わり、いけにえを出さなくてよくなった、というはなしも残ってるそうです。

和漢百魅缶│2016.04.03
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