阿州につたわるもので、熊[くま]のこと。熊を山でしとめたりしたときは、熊が倒れたらすぐさま布やふんどしで熊の両目をおおいかくし、その上に腰かけて「しし猿かと思うたら熊じゅうろうであったか、熊じゅうろうであったら撃たんのじゃった」と唱えないと、その熊にたたられることがあるといわれてたソウナ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
熊を猟などで殺したときは、両目を隠さないといけない、頭を埋めないといけないなどの言い伝えは広くあるようです。
和漢百魅缶│2016.04.02
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